背景
これまでアイデアを出すタスクがそれなりにあったが、周りと比べると浅いし、全然浮かばなかった。
思い浮かぶ人はどんな思考をして、アイデアを出してるんだろうかと気になり、
方法があるなら自分でも試せるのでは?と
「思考の枠を超える」と「ひらめかない人のためのイノベーション技法」に助けを求め、手を伸ばした。
目的
アイデア出しが必要になっても、億劫にならずにアイデアを出せるようになる方法・考え方を学ぶ
内容
器用な人と不器用な人
何かをするときに意識を向けすぎるとうまくいかないことが多い。
自転車に初めて乗る時も最初の頃はあんなに意識して、ペダルを漕いで、前を向いて
全力だったが、今となっては無意識にでも自転車で走ることができる。
不器用はどうしようもない?
ということでもない。
「意識」と「無意識」には得意不得意がある。
「意識」は観察と言語化が得意。
でも、視線に引きずられやすい。見たものに思考がフォーカスしてしまう。
「無意識」は体と心の操縦が得意。
でも、何も言わない。
思考のループから抜け出すためには
「意識」は視線に支配されやすいので、上を向くか動いてるものを見ると良い。
悩みすぎると脳内サーキットに轍にハマり、その回路だけが太くなり、他の思考ができなくなってくる。
なぜひらめかないか
本書では、思考の前に心に抱いてしまっている思考の枠組みを「思枠」と定義し、そのずらし方、壊し方を述べている
「思枠」は大きな意味では、パラダイムであり、それが変わるとき=パラダイム・シフトである。
みじかな例では、家にいるから家事をしなくちゃいけないとか〇〇するべきみたいに思ってしまうこと。
思考のバイアスだと思う。
ひらめくために
ひらめくためには「思枠」を操ることで実現できる。
- 「思枠」に気づくこと
- 「思枠」をずらすこと
- 「思枠」を破ること
- 「思枠」をデザインすること
「思枠」に気づくために
- (虚心坦懐に)観察し
- (視点ではなく)視座を変え
- 仮設的に思考し、
- わからない&わかることを言語化
- 前提を問う
視点は変えても見てる位置は変わらないから、視座を変えるのはしっくりきた。
例えば、家庭的な視座、政治的な視座、会社内であれば、社長的視座、上司的視座、部下的視座で
考えると、色々見えてくるものがある。
アイデア出しで困ったときにはまず、教科別観察(数学、国語、理科、社会等)を行うことにする。
疑うは劇薬
なので、前提を問うというマイルドな方法を取ろう。
物事には必ず前提条件がある、条件が変わると結果も変わる、思枠も変わる。
「思枠」をずらすために
- 自分の「思枠」にいきなり相手をはめようとしない
- 違和感を言語化する
「思枠」を壊すために
- 笑い飛ばす
- 脈絡のない奇行をしてみる
「思枠」デザイン
新たな評価軸の提案かっこいいをデザインする。
選択陰圧、邪魔な木のかぶを微生物で分解するにはという問いには、肥料を巻いて擬似的な炭素結合症にする。
どうせなら思考
「どうせ」と「どうせなら」は全然違う、真反対。
何事もめんどくさがらずにどうせならこうしよう!と言うポジティブな気持ちで取り組みたい。
ミッションとルール
ミッションと矛盾するならルール改変を考えること。
まとめ
考え方を学べば、アイデアも出せるようになる。
本の内容を踏まえて、直近のタスクに使ってみたら思ったよりいい案が出せた!
少しずつ視座を増やし、思枠を操れるようになっていきたい。
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